2012年11月3日土曜日

希望の家贈呈式がありました

希望の家
 11月3日は秋まつりに併せて多目的ホール『希望の家』の贈呈式が行われます。
ドイツの「ラインハルト・アンド・ソンヤ・エルンスト財団」より名取市への支援をいただきました。

エルンスト財団は、恵まれない児童、青少年、高齢者の経済的支援および教育、芸術および文化活動・歴史的建造物保存・開発途上国への支援を目的に2004年に設立された財団です。

名取市への支援として、震災復興の一助となるよう、子どもからお年寄りまで自由に利用できる多目的スペース『希望の家』の建設です。
この設計については文化会館の設計監理を担当していただいた槇総合計画事務所さんが無償でお引き受けいただき、市の中心部ということで、文化会館南の中庭に建設が進められてきました。
 木造平屋建てで、広さは約70坪ほど。入り口にあるエントリーポーチから中に入ると建物中央に多目的コーナーがあり、そこを中心に多様な使い方ができるそれぞれのコーナーが広がり、一角にはピアノも置かれています。
畳を敷いた和風のコーナーもあり、簡単な料理ができるキッチンも備わっております。建物回りにはウッドデッキが広がり、外と中との一体感が味わえます。
きっと工夫次第で多様な活動が展開されることでしょう。ここの管理は文化会館の一部として名取市文化振興財団で行うことになります。
 震災からの復興の中で、漠然とした閉塞感の中に閉じ込められたような感覚の日々が続いております。
この「希望の家」が名取の復興へのきっかけとなってくれるように、そして、支援をしてくださったエルンストさんが望んでいるように、子どもからお年寄りまでみんなが自由に楽しむことができ、市民の皆さまに親しまれる施設となるよう願っております。
 ご支援いただいた多くの関係者の皆さまに心からの感謝を捧げます。 名取市長