新潟県柏崎市は、改築工事を行っていた北条小学校の新校舎が完成したと発表した。同校舎には、「太陽光発電設備(壁面に設置。10kW照明等に利用)」「ペレットストーブ3台」「雨水貯水槽(トイレ洗浄利用)」「自家発電設備(照明・コンセント)」等、環境や気象条件に配慮した設備が設置されているのが特長。
北条小学校は、建築後40年以上が経過し老朽化が進行するとともに、新耐震基準に適合していない状態にあった。そこで、「小中一貫教育の効果を高める学校」「地域に信頼される魅力ある学校」「環境及び気象条件に配慮した学校」の3つの基本コンセプトを掲げ、改築工事を進めていた。
同校では、柏崎市のエコアクション21の認証・取得や、改正省エネ法施行等により、地球温暖化・環境保全活動に対して積極的に取り組んでいる。改築においても、CO2削減をはじめとした環境への取り組みはもちろん、北条地区の風や雪などの気象条件に配慮した中で適切な配置や規模にすることにより、省エネ性・機能性・快適性の確保を図った。