名取市の公立幼稚園の廃止撤回を求める請願 2013 12.6
本日、上記請願について請願者からの意見陳述と執行部からの聞取り調査がありました。平成22年に教育委員会は、行財政改革という面から公立幼稚園は廃止すべきという意見を市長宛に提出していました。
今年の10月1日の広報なとりに「市は公立幼稚園の廃止を検討しているため、平成27年度の入園者募集については行わない可能性があります。」という記事が出たことから請願提出に至ったようです。
請願者からの意見陳述と執行部からの聞取り調査で感じた問題点は二つです。
① 経済的負担の差(公私間格差)
一見、私立のほうが就園奨励費等で経済的負担が小さいように見えますがこのお金は年度末に一括して支払われるため保育料が高い私立幼稚園の月々の支払いが負担になります。
② 公立幼稚園のきめ細かな対応
名取市の公立幼稚園の定員は、下増田20名、愛島20名、高舘20名、本郷70名の計130名に対し、私立は、なとり幼稚園280名、なとり第二幼稚園340名、ふたば幼稚園464名、尚絅学院大付属120名、閖上わかば幼稚園105名となっており、園児一人一人に対するきめ細かな対応が行き届かないと心配されています。