閖上再建 住民意見書は判断持ち越し
閖上再建 住民意見書は判断持ち越し
http://www.khb-tv.co.jp/01/news/#71136
名取市閖上地区の現地再建策について、見直しを求める住民の意見が妥当かどうか検討する審議会が10日に県庁で開かれました。すべて審議できず最終的な判断は来週へ持ち越されました。都市計画審議会は個人情報を扱うことから非公開が原則ですが、今回は住民の関心が極めて高いことから例外的に公開されました。名取市は閖上地区の再建策について貞山堀の西側を居住区域として現地で再建させた上で、移転を望む住民への配慮として仙台東部道路の西側に災害公営住宅100戸を建設する計画を今年8月に県に提出しました。この計画について閖上地区の住民から16通の意見書が県に提出されました。ほとんどは津波への恐怖から内陸へ移転先を増やすよう求める内容で、このうち1通には451人の署名が添えられています。1通でも採択されれば計画の見直しが迫られることから審議会の判断が注目されていましたが、午後1時から始まった会議では経緯の説明に多くの時間が割かれたことに加え、住民合意がまとまらない理由について委員からの質問が相次ぎ、午後5時までにすべての意見書について審議できませんでした。このため来週改めて審議することになりました。名取市は今月末に県への事業認可申請を行ないたい考えでしたが、早くても来月以降にずれこむ見通しです。佐々木名取市長は「厳しい。都市計画そのものに影響すると、一からやり直しになりかねない」と話しました。KHB東日本放送(19:28)
0 件のコメント:
コメントを投稿